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パネルディスカッションを実施しました② (STAND SAGA)
7月15日の事業説明会時にコラボに参加いただいた事業者の方のパネルディスカッションを実施しました。
コラボに参加しての感想や気づき、今後につながるアイディアなどをお話しいただきました♪
ロマンシング佐賀コラボに続いて、ビームスコラボ「STAND SAGA」についてのパネルディスカッションについて、登壇者の皆さんのコメントをご紹介します。
パネラー/
株式会社BEAMS
BEAMS創造研究所シニアクリエイティブディレクター 南馬越一義さん
竹下製菓株式会社 取締役商品開発室長 竹下真由さん
224porcelain 代表 辻諭さん
【南馬越さん】
ディレクターとして20〜30代の女性向けに、佐賀のおしゃれなもの、かわいいもの、おいしいものをセレクトして、コラボ商品を製作しました。 「STAND SAGA」と名づけた期間限定のセレクトショップを東京・有楽町や銀座で展開しました。コラボ期間終了後も期間限定でわが社のショップでも販売し好評だっ たんです。自治体とのコラボレーションは、セレクトショップがこんな新しいことをやっていると、ファッション業界紙が一面で取り上げるなど反響は大きく、 同業者からも注目され、私どもにもすごくメリットがあるコラボレーションでした。
アメリカではポートランドなどローカルな地域から新しいスタイルが興っています。それが地産地消的なものもあるし、ローカルな作り手がローカルのために 作ったものが世界に広がるということがありますが、佐賀県の産品も、世界へとつながる可能性があると感じています。
【竹下さん】
お菓子やアイスクリームを作っている会社なので、洋服や雑貨のセレクトショップとのコラボに初めはイメージが湧きませんでした。そして、基幹商品であるア イス「ブラックモンブラン」のロゴを生かして雑貨にするという発想に驚きました。どうなるのか見当もつきませんでしたが、「おいしい、楽しい商品」という 会社のモットーだけは壊さないように商品作りをお願いしました。
これまではコラボするのも同業者のみで、食品の世界に留まっていましたが、このコラボで既存の枠を取り払ってもらいました。中身のアイスだけでなくロゴや パッケージにも大きな価値があることに気づき、商品に自信を持つことができました。コラボ後は注目され、ファッション業界や映画業界からもオファーを受け ています。いろんな業界とコラボできるのではないかという話が、少し広がっていけたのではないかと思います。
【辻さん】
焼き物は開発に時間がかかるため、既存商品の、ペーパーが要らないコーヒーフィルターのオリジナルカラーの商品と「STAND SAGA」のロゴ入りマグカップを作りました。「STAND SAGA」に置いた商品は売り切れ、追加生産して送ることになりました。コンビニもない嬉野の片田舎で作る私の焼き物が東京で売り切れるという現象に、プ ロモーションの大切さを感じました。コラボの後も、佐賀市内の取扱店で売り切れていたと、県外のお客さまが、わざわざ工房まで買いに来られるようになりま した。佐賀の人はプロモーションが不得意かもしれませんが、この取り組みをきっかけに、もっと佐賀のプロモーションができればうれしいです。また、参加す る企業が覚悟を持つことも必要だと感じました。これからもいろんなことにチャレンジしていきたいです。
見せ方を変えてみたり、プロモーションの仕方を工夫してみたりすることでも、佐賀の魅力をたくさんの人にお伝えする機会が増えるんです!
これからも佐賀の素敵なモノをどんどん発信していきます♪